古き良き宿
今朝6時4度晴。大正14年に建築された去来荘は長い年月と共に、傾きや隙間が多くなっているのが現状です。自分はこの古い建物がとても気に入っていて,何とか手直しをしながら維持出来ない物かといつも思っていましす。そんな時に林鉄のおじさん達の一声「俺達が直してやる!」と。土台の腐った材木を新しい物に取替え、元の形に戻してくれたのです。剥がした壁板を壊さない様にしての再生利用はお見事の一言です。昭和の初めに勤めた仕事場を修理しながら「この部屋は主任の部屋だった」「俺はこの隅っこでよ」なんて思い出話が飛び交って、思い入れの強さを感じます。時代が変わって自分に順番が周って来た。中途半端な気持ちではいられないと強く感じる。写真は、夕日に輝く赤沢です。大正時代も同じ輝きだったのだろうか?